特別永住者の歴史と特別永住者が多い都道府県について

 

特別永住者とは

今から約100年前

1910年の韓国併合条約「韓国併合ニ関スル条約」により、朝鮮半島は日本に併合され、長年朝鮮半島を支配してきた李氏朝鮮は滅亡することになりました。

朝鮮人は全員日本国籍を取得し、さまざまなな理由で多くの朝鮮人が日本内地に渡って来られました。

その後、1945年(昭和20815日)に第二次世界大戦が終わり、日本は敗戦し、朝鮮は日本の統治から外れることになりました。日本に在留していた朝鮮人は、1947年(昭和2252日に公布・施行)された外国人登録令により、外国人とみなされることになり、外国人として登録、管理されることになりました。

つまり、

1910年の韓国併合から、1945年の終戦まで、朝鮮半島は35年にわたって日本に併合され支配されていました。また、1895年から、1945年まで日本は台湾も支配していました。特別永住者はその間に日本に渡って来て、そのまま日本の土地で生活基盤を築いた朝鮮人や台湾人やその子孫のことをいいます。

こういった歴史の経緯があり、現在もたくさんの特別永住者が日本にはいます。

都道府県別特別永住者数

①大阪府 82,996

②東京都 42,669

③兵庫県 38,124

④愛知県 25,922

⑤京都府 22,090

[平成30年末時点]

特別永住者が1番多いのはなんと、東京ではなく大阪府です、次に東京都、3番目に兵庫県、4番目に愛知県、京都府と続きます。関西は特別永住者が多いと言うことがわかりますね。

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